大長今(テジャングム)放送決定!
先日ヤホーのニュースを観てたら!
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ヨン様の次はヨン姫…NHKが主演ドラマ
NHKは23日、韓国で視聴率50%を超えた人気ドラマ「大長今」の放送権を購入したことを発表した。
放送時期は未定だが、早ければ秋にも日本の茶の間に登場する可能性がある。主演は映画「JSA」「春の日は過ぎゆく」などで韓国で絶大な人気を誇る女優イ・ヨンエ(33)。日本では「冬のソナタ」主演のペ・ヨンジュンが中高年を中心に女性に人気だが、今度は“ヨン姫”がおじさんの話題をさらいそうだ。
物語は、料理人として宮廷に仕える「長今」が苦難を乗り越え、女性として初めて国の最高位の医師になるまでを描いたサクセスストーリー。
韓国では昨年9月から今年3月まで放送され、最終回で57・8%の視聴率を記録した。NHK衛星第2ではこれまで「冬のソナタ」「美しき日々」に続き、現在も「オールイン・運命の愛」(木曜午後10時)と韓国ドラマを放送。さらに、「冬のソナタ」は現在、地上波で“再々放送”中だが、19日に17・6%の高視聴率を記録した。ヨン姫効果で二匹目のドジョウとなるか、注目される。(日刊スポーツ)
[6月24日9時34分更新]
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さすが日刊スポーツ、“ヨン様の次はヨン姫”なんてタイトルとかの持って行き方がアホアホでトホホだが、とにかく大長今(だいちょうきん、ちゃいまっせ。テジャングムと読む。)が放送されるのは嬉しい限りだ。
なんせこのドラマのおかげで韓国では宮廷料理ブームが巻き起こり、新しくレストランはできるわ、家庭でも作ろう(または作れと旦那に言われ)とお料理教室が大盛況になったというシロモノ。
なによりも韓国の時代劇が観られるのが嬉しい限り。
日本でもキチンと時代考証に基づいて作られた時代劇は言葉遣いも全然異なるように、韓国でも古語とも言うべき言葉遣いになる。
朝鮮王朝の生活習慣や慣習も見られるから、これこそ本当の意味での文化交流の架け橋になる。
あなたは朝鮮半島の名物とも言える赤唐辛子が、400年前の秀吉の朝鮮侵略以前にはほとんど使われてなかったことをご存知だろうか。日本人で中国史に詳しい人は珍しくないが、朝鮮史に詳しい人などめったに居るものではない。それほど朝鮮史は知られていないのだ。
反面、日本側もキチンと正しく描いた時代劇や優秀な歴史ドキュメンタリーを韓国で見てもらう努力をしているのだろうか?今のいい加減なエンタメ系時代劇など観せていたのでは、いつまでたっても根底から日本人を理解されるようにはならない。
秀吉がトチ狂って朝鮮出兵を唱えたときに、賛成した大名などいなかったこと、出兵はしたものの、ほとんどの大名たちはどうすれば早く無益な戦を終えて日本へ帰国できるかしか(たとえそれが自己保身のためだけだったにせよ)考えてなかったかなど、おそらくほとんどの韓国の人は知らないだろう。
難しい話はともかく、ドラマとして楽しむには問題は吹き替えの声だ。(-_-;)
どうもNHKは昔から声優さんを軽く見ているみたいで、無理矢理に声優経験のない俳優を起用する傾向がある。じっさい、あまりにも本人とかけ離れた声質や雰囲気に、いろんな意味で眉をひそめるファンも多い。
NHK、声優をなめるな!………おや、嬉しいはずのニュースが小文句になってしまった。
ともあれ、これがヒットすれば深夜枠だろうがなんだろうが、『武人時代』『商道(サンド)』『茶母(タモ)』などの韓国の名作大河が観られる日も近いが、イ・ヨンエの演じる主人公は魅力的だ。
努力と愛情と根性というのは、NHK朝ドラが毎回大ヒットをとばしていた頃は主人公の必須科目だった。
彼女が平民からどんどん位階が上がるに連れて服装も華麗な宮廷のものに変わってゆくのも、おそらく日本の女性達にとっても目に新しく、また魅了するに充分なはずだ。
上手い具合に朝鮮王朝社会の入門編としてヨン様の『スキャンダル』と近々放映される『春香伝(チュンヒョンヂョン)』がもってこいである。
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